チュートリアル
Typstのチュートリアルへようこそ!このチュートリアルでは、Typstを使って文書を書き、書式を整える方法を学びます。 まずは日常的な作業から始め、徐々に高度な機能を導入していきます。 このチュートリアルではTypstや他のマークアップ言語、プログラミングに対する予備知識は前提としていません。ただし、テキストファイルの編集方法はすでにご存知であることを前提とします。
最も良い始め方は、Typst appに無料で登録し、下記の各章を順番に見ていくことです。 Typst appはリアルタイムプレビュー、シンタックスハイライト、強力なオートコンプリートを提供します。あるいは、オープンソースのCLIを利用して、ローカルのテキストエディタでこのチュートリアルを試すこともできます。
いつTypstを使うか
始める前に、Typstとは何なのか、いつ使うものかを確認しておきましょう。Typstは文書の組版を行うためのマークアップ言語です。Typstは学習しやすく、汎用性が高いように設計されています。Typstはマークアップされたテキストファイルを取り込み、PDFを出力します。
Typstは、エッセイ・記事・学術論文・本・レポート・宿題など、あらゆる種類の長い文章を書くのに適しています。さらに、数学・物理学・工学分野の論文のような、数式を含んだ文書を書くのにも最適です。その上、強力なスタイリングと自動化機能を備えているため、共通のスタイルを持つ一連の文書(たとえば、書籍のシリーズなど)を書く時にも最高の選択肢となります。
チュートリアルで学ぶこと
このチュートリアルは4つの章で構成されています。それぞれの章は、前の章の内容を基にしています。それぞれの章で学ぶ内容は以下の通りです:
- Typstで執筆するには:テキストの書き方や、画像・数式などの各種要素の挿入方法を学びます。
- 書式を設定する:文書のフォーマットを調整する方法(フォントサイズ、見出しスタイルなど)を学びます。
- 高度なスタイリング:著者リストや追い込み見出し(run-in headings)などのタイポグラフィ機能を使用して、学術論文の複雑なページレイアウトを作成します。
- テンプレートを作成する: 前章で作成した論文を基に、再利用可能なテンプレートを作成します。
Typstをお楽しみ頂けることを願っています!